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【絵画教室ブログ】絵の具と水のはなし

こんにちは
日本画講師の安井彩子です。

今日は「絵の具」と「水」の話をします。
皆さんは「水彩絵の具」を美術の授業などで使ったことがあると思います。
水が多いと色が薄〜くなって、反対に少ないとガサガサで筆が運びづらいですよね(´-`)

調度いい「水加減」が大切なんです◎

ところで、どうして紙に絵の具が着くのか知っていますか?(中学美術で習ってますよ^^)

絵の具は、顔料(色素)と展色剤(接着剤)が混ざって出来ているので、紙に定着するんです。
水彩絵の具にはアラビアゴムが、
油絵の具には亜麻仁油が、
アクリル絵の具にはアクリル樹脂が、展色剤として含まれています。

では、日本画材「岩絵の具」はどうでしょうか?



岩絵の具はそのままでは「顔料」の状態です。サラサラの砂のようですよね。
展色剤として「膠(ニカワ)」を自分で混ぜて、ようやく絵の具になります^^

なので上の写真
岩絵の具を膠で溶いた状態ですが、これは水彩絵の具などをチューブから出したままの状態と同じことなんです。
いい絵の具を作りたいですね。

水彩絵の具はここに「調度いい加減の水」を加えて描きます(^。^)
岩絵の具にも「調度いい加減の水」を加えて使いやすい絵の具にしましょう◎



さて、手間暇かかる日本画
生徒さんもじわじわと完成に向けて制作してます^^




日本画の岩絵の具も、普通の水彩絵の具も、構造はほとんど同じ
水加減が大切ですよ〜という話でした。

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アート倶楽部カルチェ・ラタン
名古屋市千種区池下町2-28, 052-751-8033
絵画教室(洋画・日本画・水彩画・デッサン)、ギャラリー、フレンチレストラン、カフェ、ワインバーに屋上テラスを備えた芸術複合施設
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